
もし明日、言葉の通じない異世界に転生したら、あなたはどうしますか….?
実は英語初心者が海外生活をいきなり始めるのは、異世界転生と同じなのです。「駅の窓口で何言ってるか分からない」「スーパーのレジで呪文のような英語を浴びせられる」……まさにレベル1の状態で魔王の城の前に放り出されたような絶望感です。
今回は、英語初心者の私がワーキングホリデー中に役に立った英語勉強法を紹介します。
一緒に英語力を上げて、外国人と楽しく会話をしていきましょう!
なぜ海外生活は「異世界転生」なのか?(リアルな個人体験)

誰もが1度は海外で生活してみたい、働いてみたいと思うでしょう。
私もそのうちの1人で、イギリスのロンドンにワーキングホリデーに行きました。
最初は、Xやインスタグラムで見るようなキラキラした生活を送り順風満帆に過ごすと期待を寄せていました。
しかしそこで待ち構えていたのは、まったく違う異世界に連れてこられた転生生活そのものでした。
以下が私の異世界体験です。
- 電車の乗り方が分からず駅員に聞いても、英語が早くて聞き取れない
- レストランで注文する際、手を上げずにウェイターが来るまで待つ
- 会議中、自分の意見や質問をしないと会議に参加してないように思われる
- 正しい文法で話しているはずなのに、全然伝わっていない
- そもそも会話が恥ずかしくて友達ができない→自信喪失
ロンドンでは、イタリア人やギリシャ人、インド人、アルジェリア人など様々な国籍の方が住んでおり、英語の発音や話すスピードが独特で会話がとても困難でした。
また日本とは違う文化やルールがあり、間違えては学びを繰り返していました。
本当に異世界転生アニメの主人公になったような気分でした。
レベル1から海外で生き抜くための、英語勉強法!
上記で説明したように、現地生活は失敗ばかりで出会う人全てが異世界人でした。
しかしめげていても現状は変わりません。
自分なりに工夫して挑戦することが、異世界での闘い方です。
では実際に、ロンドン生活で役に立った英語の勉強方法を3つ紹介していきます。
シャドーイング
現地生活で毎日続けていた勉強法の1つがシャドーイング(Shadowing)です。
YouTubeやポッドキャストを流し、聞こえてきた英語を口で真似をし後を追っていく訓練法です。
リピートとは違い、聞こえた英文の後をすぐ追いかけるトレーニングです。
シャドーイングは英文の速さへの慣れや口を動かし体で英語を覚えるのに役立ちます。
これを続ける事で、リアルの会話で口が勝手に動くようになりました。
では実際にやり方を見ていきましょう!
1. リスニング
最初はテキストを見ずに、ただ流しながら全文を聴きます。
いきなり長文はしんどいので、2.3行を抜粋して、その分をリピートします。
2.シャドーイング(1回目)
テキストを見ずに聞こえてきた文章の後を追います。
完璧にできなくていいので、最後まで口を動かしてください。
※この時に自分の声を録音しておくと、どこでつまずいたかわかりやすいです。
3.テキストを確認
テキストを見て、自分が知らなかった単語や表現、発音を確認しましょう。
知らないことは恥ではありません。徹底的に調べて自分の養分にしよう!
4.シャドーイング(2回目)
もう一度テキストを見ずに、シャドーイングをします。文章の内容や単語を理解したので、1回目より口が軽く動くと思います。2回目は話すテンポや抑揚、発音を意識すると効果的です。
慣れてきたら、長い文章や難解な単語が出てくる英文にチャレンジしてみましょう。
ライティング&丸暗記
2つ目はライティングと丸暗記です。英語の本やリスニング用のトランスクリプトをそのまま紙に書き写し、完璧に覚える事です。
私の性格上、外国人とリアルなコミュニケーションはとても勇気がいることで、間違えて恥ずかしいと感じることが多かったです。
というのも、どのような返しをすればいいか、どんな言葉が適切かわからず喉がつっかえた状態で英語を話していました。
しかしライティングと丸暗記を続けていたら、覚えている単語やフレーズを思い出すことができ、どんな人とも自信を持って話すことができました。
英語は「主語」+「動詞」+「目的語」+「補語」と日本語と語順が違います。
その違いを意識しながら紙に書くことで、英語の文構造や語順を正しく理解できるようになります。
例:He has some strange notions; he’s a bit unusual.
(彼の考えはいくらか奇妙だ。彼は他とは少し違う)
上記の文章を1回ライティングし、その後覚えるまで口ずさむ。
覚えたら主語を彼女(She)変えて見たり、実際の会話の中で使ってみましょう。
スピーキングはアウトプットの作業なので、実践をする前にインプットで語彙力や表現を蓄えるのが効果的です。
ひとり英会話
最後はひとり英会話です。
いきなり外国人と、長年英語環境下で生きてきた人たちと会話をするとなったら恥ずかしくて勇気が出ません。
私もそのうちの1人で、最初は挨拶と感謝の言葉でリアクションするのが精一杯でした。
なので本番をする前に、1人で練習して自信をつけようと思いました。
それがひとり英会話です。自分で文章を考え、覚えた単語やフレーズを思い出す作業になるのでとても効果的です。
これを続けたおかげで、日本語脳から英語脳への切り替えがしやすくなり、本番の会話でも自信を持って話すことができました。
それではやり方を紹介します。
1. 身の回りにあるモノを全部英語で考える
あなたの部屋やキッチン、スーパーにあるものを全部英語で言い換えます。
※単語だけを連想するのでも構いません。
例:椅子→chair 机→table 薬局→pharmacy なす→aubergine
持ち上げる→lift up 疲れた→tired 似合ってる→It suits you
2. 単語帳で覚えた英単語を使って、自分で文章を作る
今、自分が持っている英単語帳を使って、覚えた英単語でオリジナルの文章を作ってみましょう。
例:norm (標準、平均、水準)
His behabior was unusual and definitely not the norm. (TOEFLテスト 必修英単語2500より抜粋)
↓
Social norms are protected by many people for living safely.
3.ひとり英会話を録画
実際に、自分の部屋で録画しながら会話をします。
スマホやパソコンの録画機能を使い、適当に話します。一人しかいないのでたくさん間違えても、言葉に詰まっても問題はありません。英語を話すという行為に少しずつ慣れていきましょう。
もし話し相手が欲しかったらAIを使ってみましょう。ChatGPTなどAIならリアルのような会話ができ、ミスも指摘してもらえます。
英語学習のオススメ教材
次に紹介するのは、個人的オススメ英語教材です!
最近は、比較的安く質の高い教材がたくさんありますが、どれを選んだいいかわからず選ぶことが目的になってしまいます。
せっかくやる気を出して語学学習に関する情報を集めたのに使えず失敗するのは嫌ですよね。
なので今回は、実際にロンドンの異世界生活で『これがあって本当に命が救われた…!』と感じた、神教材を紹介します。
Youtube
やはり一番は無料で使えるYoutubeです。知りたい分野は何でも配信されているので手っ取り早いです。海外でも無料で使用できるので便利です。文法、単語、フレーズなど調べれば専門のチャンネルが出てきます。
個人的に使っているチャンネルはこちらです。
BBC Learning English

英語勉強ではおなじみのBBC公式チャンネル。イギリスの放送協会が提供しているので、本物の英語を勉強することができます。長さは6分~7分で、英単語やフレーズの正しい使い方を教えてくれます。公式ホームページからトランスクリプトや問題がダウンロードできるので、何度でも復習ができます。
英語の勉強からニュース記事、学術テーマと幅広いコンテンツが提供されているので、自分の興味に合った学習ができます。私も愛用しているコンテンツです!
Learn English With TV Series

英語を楽しく学べるチャンネル。映画やドラマ、アニメのワンシーンからリアルな会話を勉強できるユニークなチャンネルです。見たことはあるが意味や話が分からなかったシーンがたくさん切り取られており、とても親近感が沸くコンテンツとなります。最初は普通のスピードで聞き取り、その後に会話を区切ってゆっくりとリスニングするパートが設けられています。
英語のモチベーションが下がっている時に見ると、英語学習の楽しさを思い出させてくれるのでよく利用しています。
英語学習を軽くスタートしたい方にもおすすめのチャンネルになります。
ポッドキャスト
次はポッドキャストです。スマホのアプリから無料で利用できるので、お財布に優しい教材です。
通勤中の電車やバス、車でもラジオ代わりに聞けるのでとても便利です。スクリプトもついているので、聞き逃した箇所を復習できます。
Thinking in English
暇つぶしにもってこいのポッドキャスト。エピソードが約30分と長めになっており、ボリューム満点です。イギリス人の方が話しているのでブリティシュイングリッシュを聴きたい方にはオススメです。ゆっくりと綺麗な発音で話してくれるので、文全体を把握しやすく丁寧な発音が身に付きます。テーマも「イギリスの歴史」「レオナルドダヴィンチって誰?」「EUって何?」と好奇心をくすぐられるものが多く、つい聞いてしまいます。
異世界(イギリス)にいた時は、このポッドキャストから様々な文化や歴史、マナーなどを勉強していたのでとても助かりました。
Espresso English Podcast
英語を英語で学びたい人におすすめなポッドキャスト。ほとんどのエピソードが5分~6分なので、手軽に始められ、文法や語彙、表現など基礎的な力をつけられます。「レストランでの注文方法」「外国人との会話の始め方」「10種類のスラングの使い方」などテーマも多彩で、ずっと聞いてても飽きない内容となっています。
英語テキスト
最後は、個人的に使用している英単語帳や文法書です。
今まで様々なテキストを使ってきましたが、とても分かりやすく詳しい解説や例文も載っています。
電子媒体だけでなく紙の本で勉強すると、頭にも入りやすいのでおすすめです。
今回は私がボロボロになるまで使ったテキストを紹介します。
Next Stage[ネクステージ]英文法・語法問題 4th edition

文法書ならこれと言われた一冊です。おそらく高校時代に配布された方も多いと思われます。
これ一冊であらゆる文法を網羅でき、文法を忘れた時に役に立ちました。文法の解説と問題が同じページにあるのですぐに練習ができます。
また、ただの文法だけでなく会話表現やアクセントパートも収録されており、かゆいところに手が届く完璧な文法書です。
これを一冊完璧にこなせば、相手の話している内容を予測できるようになり、会話を理解できるようになります。
ターゲット1900
やはり勉強するなら王道が一番!
基礎的な英単語を勉強することができ、例文や派生語なども記載されています。
また例文や音声も無料でダウンロードできるので、正しい発音を習得できます。
左手に単語が大きく載っているのでとても見やすく、また本もお手頃なサイズなので持ち運びも便利です。
難しい専門用語はないので、異世界の初期装備にはうってつけの教材です。
まとめ
今回は、私の個人的な「異世界転生(ロンドンワーホリ)」の体験談と、レベル1から生き抜くために本当に役立った勉強法・教材を紹介してきました。
英語しか通じない環境での生活は、何が起こるか分からず、毎日が予期せぬイベントの連続です。絶望することもありますが、「これもゲームのイベント(経験値)だ!」と楽しむことができれば、きっと前向きに乗り越えられます。
私は今、帰国して日本で生活していますが、あの異世界でサバイバルした経験が今の人生の大きな自信になっています。もし今、「英語の勉強が上手くいかないな…」と悩んでいたら、ぜひ今回紹介したやり方をどれか1つでも試してみてください。
一番大事なのは、休みながらでも「続けること」です。
1週間サボってしまっても、1ヶ月ぶりにテキストを開いても全然構いません。実は私も、やる気が出なくて全然英語に触れない時期がたくさんありました(笑)。
それでも、「またやる気が出たから始めてみよう」を繰り返してきたからこそ、今では外国人と楽しく会話ができるようになりました。
完璧にこなす必要はありません。休みながら、少しずつ一緒にレベルアップしていきましょう!


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